職場の後輩に、「知らなかったです」で済まされてしまうことが気になっていた。
例えば海外出張のルールや就業規則。
始めから逐一説明してあげても頭に入らないし、情報量も膨大だから、前もってこちらから説明することはしない。
どこにルールブックが置いてあるかさえ教えてあれば、自分が必要と思ったタイミングで調べられるし、それが最も効率的だと思っている。
聞かれればもちろん教えてあげるのだが、そもそも聞かれることがない。
どこがわからなくて何を知りたいのかを、自分から聞いてくれなかったら、こちらもどんな情報を与えてあげたらいいかわからない。
そして当人は何も考えないまましばらくほったらかしにしてて、直前になって問題が勃発し、その時になって発せられる言葉が
「知らなかったです」
となる。
あなたの人生はひたすら待ちなのか!?人生を主体的に生きる気はないのか!?
と猛烈にダメ出ししたい気持ちに駆られた時、ふと、自分も人生でこのような状態になっていないかと、内臓がひやりとした。